2024.10.30 お知らせ
2003.07.18
株式会社メディアキャスト(本社: 東京都渋谷区恵比寿1-5-8、電話: 03-5475-5126、代表取締役: 杉本孝浩、資本金: 1,000万円、https://www.mcast.co.jp/、以下: メディアキャスト)は、日本放送協会(以下: NHK)から地上波デジタルデータ放送制作システムに、BML編集ツール「Foliage(フォーリッジ)」とモノメディア編集ツール 「SceneCreator DD(シーンクリエータ ディーディー)」を受注したと発表しました。今回受注したシステムは8月下旬に納入予定で、2003年12月から開始予定の地上波デジタルデータ放送向け コンテンツ制作システムとして稼動する予定です。
これは、NHKの地上波デジタルデータ放送用制作システムを構築する松下電器産業株式会社経由で受注したもので、同システムのベー スツールとなる予定です。今回の受注は、FoliageとSceneCreator DDの特徴である直感的なGUI操作やBMLソースコード出力機能、高品質な減色処理、BML編集ツールとモノメディア編集ツールの連携機能、さらには NHKが導入予定のBCML編集ツールやプレビューツールとの正確な受け渡し機能などが、高く評価されて実現したものです。
メディアキャストでは、既に民放各局や制作会社にFoliageとSceneCreator DDを納入しており、今後NHKを含む放送局ユーザからのデータ放送用コンテンツ制作に関するニーズを両製品に多く取り入れ、データ放送用コンテンツ制作 の活性化に向けて、より良い制作ツールとして更なるバージョンアップを行う予定です。
FoliageとSceneCreator DD
Foliageは、社団法人電波産業会(ARIB)で策定されたデジタルデータ放送規格(BS、CS110、地上波)に対応したデジタルデータ放送 用BML(Broadcast Markup Language)編集ツールです。従来のデジタルデータ放送用BML編集ツールは非常に高価なことに加えて、放送サービスごとに異なる規格の編集ツール を使用しなければならず、コンテンツ制作者に多額の負担と複雑な制作環境をもたらしていました。Foliage は、各種放送規格(BS、CS110、地上波)に対応する業界初のデジタルデータ放送用BML編集ツールであり、コンテンツ制作工程の大幅なコスト削減を 実現します。
Foliageは、コンテンツ制作に必要なさまざま機能を搭載しているほか、直感的なGUI 操作やテキスト入力による直接編集作業により、コンテンツ制作者は特別な技術習得やデータ放送規格を意識することなく、インターネットWebサイト制作と 同等な感覚で、デジタルデータ放送用BMLコンテンツを行えます。さらに、BS、CS110、蓄積型に加えて、地上波デジタルデータ放送用コンテンツ制作 に対応する、業界初のモノメディア編集ツール「SceneCreator DD」と連携することにより、シームレスかつ高品質なデジタルデータ放送用BMLコンテンツ制作環境を実現できます。Foliageは、BMLになじみの ない初心者からプロフェッショナル・ユーザまで、幅広いデジタルデータ放送コンテンツ制作者に最適な編集ツールです。