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2018.04.02

新潟県の上越市や妙高市を配信エリアとする上越ケーブルビジョン株式会社(本社:新潟県上越市、代表取締役社長:齋藤 俊幸、略称:JCV)では、 ケーブルテレビ業界として初めてハイブリッドキャストを本格的に採用した地域情報提供サービスを開始しました。 従来から地元ニュース、生活情報(グルメ、イベント情報)、地域動画などを提供し好評を得ているJCVのWebサイト「上越妙高タウン情報」の 内容をテレビでも観たいという視聴者からの要望に応えたもので、視聴者はパソコンやスマートフォンを使わずに、 気軽にテレビで「上越妙高タウン情報」を閲覧することが可能となりました。 上越妙高タウン情報 https://www.joetsu.ne.jp/ 2013年に初めてNHKが開始したハイブリッドキャストですが、本格運用しているのは現状ではNHKのみが全国配信しているのと、 民放局では様々な問題もあり在京キー局が関東甲信越限定で配信に留められています。 近年はケーブルテレビも含めハイブリッドキャストを使った4K映像配信が話題になっていますが、 技術面や行政面?でまだまだ色々な問題が多数残されており、殆どの取組みは実験の範囲で留められ実運用に至っていないのが実情です。 そこでJCVでは、将来的な4K映像配信は据え置き、まずは「上越妙高タウン情報」という良質なWebコンテンツを所有している背景と、 テレビでも閲覧したいという視聴者ニーズに応えることを主眼とし、ハイブリッドキャスト技術が持つ下記の特徴に着目し、 今回のサービスを立ち上げています。 【圧倒的な表現力】 ・1670万色フルカラーで半透明処理も可能(データ放送が表示できるPNG画像の色数は245色) ・8Kまでの解像度に対応(データ放送は960×540) ・細かな設定が可能となり、アニメーション効果などが優れている ・フォント種類の限定なく自由度が高い事から、見易い文字表示が可能 (データ放送はフォント種類が限定) 【HTML5採用による、Webとの高度な親和性】 従来のBMLベースのデータ放送とHTMLで記述されたWebサイトと連携させる場合、変換サーバーを経由させて特殊な変換処理を行う必要があり、 機能面でも限定されていたが、HTML5を記述言語とするハイブリッドキャストでは、変換処理などが不要で、直接WebAPI等と連携可能。 上記のハイブリッドキャスト技術を応用することで、Webサイトと同様なレイアウトや 表現(色数、フォント、ポップアップ、アニメーションなど)をテレビ上でも実現しています。 どうしても”ハイブリッドキャスト”と言えば”4K映像配信”と考えがちですが、 JCVのようにまず第一に視聴者のニーズが何なのか?、そしてそれを解決する手段としてハイブリッドキャストという 技術の本来の特徴を冷静に考えることが今後の本格的なハイブリッドキャスト運用の肝と言えるでしょう。 もちろん、JCVでは当サービス「上越妙高タウン情報」をベースにハイブリッドキャストを使った4K映像配信の準備も進めており、 対応受信機の普及も鑑みながら各種実験を実施しています。

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