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2018.08.05

2018年8月5日(日) 三重県の5市町をサービスエリアとするケーブルテレビ局である株式会社シー・ティー・ワイ(本社:四日市市、代表取締役社長 渡部 一貴、略称:CTY)にて、8月4日・5日に開催された三重県四日市を代表する夏のイベント「大四日市まつり」において, 『CTY光インターネットとハイブリッドキャストを活用した4K中継・ライブ配信の実証実験』が実施され、弊社も協力しました。 今回の実験でのCTY様の目的は、大四日市まつりの注目企画の1つである文化財行列を4Kカメラで撮影し、ハイブリッドキャストを活用して4Kライブ配信を実施。地元の協力を得て、大四日市まつりでにぎわう市街各所に4Kテレビを設置し、来場者に4Kの映像美を体験していただくとともに、来年度以降の本格的な4K中継・ライブ配信サービス提供に向けて、現行設備における課題の洗い出しと対策の検討、ならびに、新規導入設備の検討のための情報 / データ収集を行うこととのことです。 本実験は、CTY様を中心に下記4社の共同実験として実施しました。 ○ 株式会社シー・ティー・ワイ CTY光インターネット回線、地上デジタルコミュニティチャンネル、4Kカメラ、4K STBなど ○ 株式会社エクスプローラ 4K中継伝送装置 4K対応H.265/HEVCコーデックシステム(EHU-2400E/EHU-3400D) ○ カリーナシステム株式会社 4K配信装置 MPEG-DASH対応4K HEVCリアルタイムエンコーダ(NEB-4K) ○ 株式会社メディアキャスト データ放送送出装置、映像配信サーバ、ハイブリッドキャスト関連 昨今、ハイブリッドキャスト技術を使ったIP経由での4K映像配信が注目されているが、 「著作肖像権」、「視聴率計測」、「災害時対策」、「対応受信機の普及と受信機特性」など、まだまだ多数の問題が残されています。 とくに問題なのが視聴者宅までの伝送路となる訳ですが、「FTTH化を進めてきているケーブルテレビ網であれば大丈夫!」と安易に思われがちです。 各ケーブルテレビのFTTH網は各々仕様が違うため、実際の伝送路に映像を配信してみないとネットワーク負荷やサーバー負荷、映像遅延、受信機の反応などは分からない部分が多々あります。 また実際に視聴者向けにサービスを実用化する場合は、ケーブルテレビ網内に配信サーバーを置くか、クラウド上に置いてCDNなどを利用するかを見極めないと、膨大なコストが発生してくる場合もあります。 今回のCTY様での実験は上記に向けての第一段階であり、今後更なる詳細部分についての検証を繰返しながら、商用サービスへ近づけていくことが重要でしょう。  

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