2024.12.19 メディア掲載情報
2019.12.03
株式会社メディアキャスト(本社:東京都品川区、代表取締役 杉本 孝浩)は、株式会社フジテレビジョン(本社:東京都港区)へ、データ放送用CMS(コンテンツ管理システム)「DDC-Cue(ディディシィキュー)」の最新版を納入し、同CMSが2019年12月2日より本格稼働開始したことを発表します。「DDC-Cue」は、地デジ開始当時に業界で初めてWebブラウザによる操作を可能とし、BML(Broadcast Markup Language)やデータ放送規格などの専門技術がなくても、容易にデータ放送画面を更新できるCMSとして、2003年に出荷開始以来、大手放送機器メーカー経由も含め地上テレビ局へ多数の実績があります。データ放送画面制作に必要な専門的な処理(BTB変換、画像変換、レイアウト編集など)は、「DDC-Cue」制作サーバで自動処理され、BMLテンプレートにテキスト情報と画像情報を自動更新することが可能で、BML画面テンプレート管理機能や画面プレビュー機能を有する特徴があります。
最新版「DDC-Cue」は、従来版のアーキテクチャを踏襲しながら、HTML5をはじめとする最新テクノロジーを採用し、本バージョンから初めてクラウド環境での運用が可能となりました。また、従来はファイルベースで行っていた画面テンプレートなどの管理をデータベース化することで処理性能を大幅に向上させ、さらに、動的な画面プレビュー機能などの新機能を追加し、管理画面や入力画面の操作性も向上しています。
・データベース化による処理速度の向上
・従来版で作成した画面テンプレートなどの資産を有効活用可能
・従来版のWeb操作画面をベースにHTML5を使った新機能を追加
・画面テンプレート設定をWeb操作で実現(従来は専用ソフトで設定)
・BMLブラウザによる動的な画面プレビュー機能を追加
・クラウド環境でのシステム運用
・冗長化対応
敏速性が要求される報道用コンテンツの更新や、スポンサーなどの広告画面の切り替え、更にはデータ放送では最も重要である緊急災害時のデータ更新などの手動系運用データは、日常使用しているWebブラウザ使ってDDC-Cueへログインし、あらかじめ作成された画面テンプレートを選択しながらコンテンツデータを入力し、スケジューラへ登録することで容易にデータ放送画面の更新が可能です。 送出装置には、ARIBバイナリーデータとARIB画像のみをFTP送信し更新するため、送出装置との接続性も容易です。
株式会社メディアキャストについて
https://www.mcast.co.jp/ 株式会社メディアキャストは、デジタルデータ放送やハイブリッドキャスト分野に特化したソフトウェア開発・販売、受託開発を行う業界唯一のデータ放送専門会社です。BML(Broadcast Markup Language)技術を始め、コンテンツ制作技術や運用システムなど、デジタルデータ放送に求められる専門分野で多くの経験と実績を有し、メディアキャストのデータ放送製品群は、NHK(日本放送協会)、民放各局、地方局、CATV局、ならびにコンテンツ制作会社などで多数採用され、デジタルデータ放送業界のデファクトスタンダード製品として位置付けられています。[報道関係お問い合わせ先]
株式会社メディアキャスト
担当:杉本
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